材料や製品を規格に沿った形状に加工し、試験機で引っ張ります。試験で得られた様々な数値
から材料の特性が分かり、加工性や安全性の評価に役立てられます。
引張試験でわかること
試験結果のグラフから、主に以下のことが
わかります。
弾性率
弾性変形時の応力とひずみの関係
弾性率が高いとグラフ線は縦に近くなり
ます。
上降伏点
塑性変形に変わるときの最も高い応力値
設計の際の強度計算の指標となる数値
です。
引張強さ
その金属材料の持つ最大強度
破断点
伸び
破断後の試験片を突き合わせて標点間距離を測定し、原標点距離で割って百分率で表した値
大きいほど塑性加工の際、加工量を多くとることができます。
通常、試験装置で測定~計算まで行った値をお出しします。
試験結果は2つの形式でお渡しします。
表・グラフ(PDF)
弾性率のグラフ、耐久値等をまとめた表です。
試験結果の数値をもとに、専用ソフトウェアで計算したものです。
生データ(CSV)
ストローク・試験力・ひずみを記録しています。
ご依頼の流れ
試験機について
精密万能材料試験機
島津製作所 オートグラフAG-250kNX Plus
試験力 最大250kN
試験速度 0.0005~500mm/min
測定制度 1級(試験力の1%以下を保証)
非接触伸び計(光学カメラ)による測定
近隣施設の設備をお借りして行っています